白髪染めでアレルギーがでてしまった。ノンジアミンカラーでも100%安心はできない。

VOl.121

 

こんにちは。

熊本上通りReal meで美容師をさせて頂いてますホッキーです。

記事をご覧いただきありがとうございます。
 
 
 
本日もサロンワーク終了です🤲✨
 
今日はグレイカラー(白髪染め)のお客様がとても多く御来店され、一日中、白髪染めを塗り塗りでした 笑
 
周期の早いお客様で3週間に一度のペースで来て頂いてます💡
 


 

白髪は染めてもすぐ生えてきて、気になりやすいですね🥺
 
そんな白髪染めですが、気をつけないといけない一つの要因が、
 
“頭皮問題”
 
です。特に問題のない方であれば良いのですが、、、
 
最近は敏感肌なお客様が増えている気がします🧐
写真のお客様もその1人。
 
過去に美容室の白髪染めで、アナフィラキシーショック(アレルギー症状)まで経験されてます。
 
白髪染めのほとんどはパラフェニレンジアミンという中間体(色素)が使用されていることがほとんどです。
 
この成分、白髪をきっちりと茶褐色にそめてくれ、尚且つ色持ちもよいと、白髪染めにはうってつけの成分なんです🎨
 
ただ、感作性も強く、こういったアレルギー症状の原因になることも多いです。
 
海外では使用禁止の国も。
 
ただ、最近ではメーカーさんもこのパラフェニレンジアミンを使用していない
 
“ノンジアミンカラー”
 
というのを出されています。
 
ボクも取り扱っていたので、こちらのお客様には良いなということで、
 
事前にパッチテスト(簡易アレルギーテスト)
 
をさせて頂き、特に変化なし👌
 
綺麗に染まり、頭皮にも異常がなく、3回ほど御来店されたましたが、、、
 
その後のご連絡で
 
お客様:「アレルギーが少し出てしまいました😣」
 
との事😱
 
「パラフェニレンジアミン入ってないのに!?」
 
とカラー剤のせいにしちゃいましたが、
 
この薬剤を選択したのはボクである事には間違いありません。
 
ほんとにショックでした。
 
他に考えられるカラー剤の原因
・過酸化水素
・アルカリ剤
・添加剤等

ではないようです🥺
 
明らかにジアミンによるアレルギー😓
 
いろいろ調べてみた結果、、、
 
パラフェニレンジアミンが入っていなくとも
 
『染料の構造式に“アミノ基”が入っているとアレルギー反応が出ることもある。』
 
との事。
 
ざっくり言えば
 
「ノンパラフェニレンジアミンカラーでも100%安全とは言えない」
 
という事なんです。
 
よほど敏感肌のお客様に対しては、
こういった内容成分にも気をつけないといけませんね😥
 
それからはこちらのお客様
 
①ライトナー(ノンジアミン)を地肌にはつけない塗り方で黒髪を茶髪に。
②ヘアマニキュアで白髪を染色。

 
といった手法でカラーリングさせて頂いてます🎨

もちろんジアミンが少しでも混ざらないように、ハケやカップもこちらのお客様専用✨
 


 
それからは何事もなく、3週間に一度のペースで御来店頂いてます💡
 
ヘアマニキュアって元々、頭皮には塗らないから、ある意味1番安全なのかもしれませんね😊
 
白髪染め、オシャレ染めに限らず、
 
・カラー中やカラー後にかゆみがあった。
・かぶれてしまった。
・アレルギーがでてしまった。

 
などの違和感があれば、すぐに担当の美容師さんに伝える事をおすすめします。
 
アナフィラキシーショックはほんとに怖いです。
 
ヘアカラーができなくなる事もあるし、世界では死亡事例もあったりです。
 
美容室ではお客様をキレイにオシャレにするため、さまざま薬剤を使用していきます。
 
ただ、使い方を誤ってしまうと取り返しのつかないことにもなりかねません。
 
お客様の表情だったり、使用薬剤、技術等にはこれからもボク自身が敏感になっておこうと思います。