『酸性ストレート』は流行ってるのに『酸性カラー』は流行らない??毛先を傷めないためのカラー剤の選び方。

Vol.242

こんにちは。熊本・上乃裏通りほきもと美容室を営んでいますホッキーこと掃本 慎太郎です。

【 髪と頭皮を大切にする美容室 】

をコンセプトに。

髪や頭皮に負担のかからない技術、綺麗を保つためのヘアケアをご提案しています。

日常のサロンワークや心がけている事を記事に残していきたいと思います。

美容室の代表的メニューとなった『酸性ストレート』

ここ最近では『酸性ストレート』と言うワードをよく見かけますね。

お客様から「酸性ストレートがしたい」とオーダーされるくらい流行っています。

もはや美容室の定番メニューとして確立したように思います。

「酸性だと髪に優しいんでしょ??」

といったイメージを持たれている方も多いのではないでしょうか?

これだけブリーチを使用したハイトーンのカラーを当たり前にする時代です。

従来のアルカリ系ストレートでは対応できなくなってきたこと

それからグリオキシル酸・レブリン酸に代表される酸熱トリートメント(髪質改善)の登場で、酸性のメニューがより注目されるようになってきました。

でもここで思わぬ落とし穴が!?⚡️

正直なところ、、、

グリオキシル酸・レブリン酸などでは、強くうねるくせ毛はほとんど伸ばすことができませんよね。

質感はよくなったとしても。

結局は「還元剤が必要だよね」となり、酸性領域の還元剤が増え始めました。

このような経緯から現在の酸性ストレートブームが来てるように思います。

もちろん注意点もあるので、そういった内容は、こちらの記事にまとめています。

酸性は優しい・・・のかな🤔🤔🤔。

ヘアカラーをするとなぜ髪が痛む?

そもそもヘアカラーをやり続けていくとなぜ髪が傷んでいくのか?

このような経験はありませんか??

カラーをしたその日はとてもきれいな色で、手触りもとても良くてルンルン♫だったけど、

1週間、2週間と経過するうちにどんどんと色が抜けていき、毛先はとても明るくなってしまった💥

手触りもガサガサとなっている😭

この原因というのが、、、

まず一般的に使用するカラー剤(酸化染毛剤)

髪の毛を明るくする行為と色を入れる行為を同時に行っています。

この行為をより効率よくするために、たくさんのアルカリ剤が使用されています。

このアルカリ剤があることで、カラーがきれいに発色するのですが・・・

髪の毛もそれなりにダメージしている

という事が事実なんです。

美容師側の視点になりますが、お客様の髪を傷ませない塗り方として

・新しく生えてきた根元部分⇨OX 6%

・傷んでいる毛先部分⇨OX 1.5〜3%

というプロセスは通例ですよね。

もしくは前処理をやったり、トリートメントやったり。

でもそれだけだと正直、ダメージ対策には至らないのかなと思います。

もちろんやらないよりはやったほうがいいですが。

なぜならば、ヘアカラー1剤中にアルカリがたくさん配合されている限り、ここが

根本的な髪の毛のダメージの原因

だからなんです。

こんな時、ダメージ毛にも対応できる『酸性ストレート』のように、酸性のカラーがあればいいんじゃないでしょうか?

実はこれがあるんです‼️😳✨

髪へのダメージ成分の一つであるアルカリ剤。

このアルカリ剤を大幅にカットし、それでもきれいな発色をしてくれるカラー剤です。

髪に優しい『酸性カラー』の特徴。

先程お話ししたように、ヘアカラーは髪の毛を明るくする行為と色を入れる行為を同時に行っています。

この明るくする行為というのが、髪を痛めてしまう大きな原因です。

でもよく考えてみてください。

「明るくなった髪を暗くしたい」

「明るさは変えずに色を変えたい」

こんな場合は明るくする行為は必要ないですよね?

無駄に髪を傷めてしまっているケースがほとんどです⚡️

こんな時に役に立つのが、酸性カラーまたは微アルカリカラーに代表される『加色用のカラー剤』なんです。

これらの特徴というのが

髪は明るくできないけど、かなりのダメージレスで入れることができる

という事なんです。

こういったカラー剤って絶対サロンにあったがいいですよね??

お客様側から考えても使って欲しいと思いませんか??

でも多くのサロンさんで取り扱いがないところがほとんどみたいです🫨

とあるメーカーさんからの情報によると、全国の10%にも満たない数との事。

一度カラーをしている毛先など、明るくなっている部分にはこういった『加色用のカラー剤』がとても相性が良いです。

「でもそれってほんとにきれいに染まるの?」

といった疑問もありますよね。

確かに酸性のカラー剤だと、アッシュとかグレーとか寒色の発色は苦手かもしれません。

どちらかと言うと、暖色系やブラウン系向きです。

でももう一方の微アルカリカラーであれば、

寒色・暖色ともにきれいに染めることができます。

ここ最近は“ピラゾール染料”の解禁により、めちゃくちゃ発色も良くなりました🙆‍♂️

それからカラートリートメントなどの塩基性カラーヘアマニキュアも酸性のカラー剤の仲間に入ります。

このあたりも髪を明るくすることはできないけど、色を入れる事は可能ですよね。

ダメージを抑えるには塗り分けが大事。

酸性カラー微アルカリカラー

髪を明るくすることはできないけど髪への負担が少なく、色を染める事は可能

と言う事はお伝えいたしました。

どんなに

〇〇成分配合でダメージレスカラー

と謳っているものを使ったり、トリートメントとか前処理を頑張っても

結局のところ、ヘアカラー1剤中にアルカリ剤がたくさん配合されていると髪は傷みます。

特に毛先など、過去に数回カラーをしている履歴があれば傷みやすい状態です。

もちろん、黒髪を明るくするにはアルカリ剤がそれなりに必要です。

でも毛先に対しては、アルカリ剤が必要なケースってそこまでないのではないでしょうか??

お客様の髪を守るためにも、美容師側がヘアカラー剤の特徴を理解して、適材適所にカラーを使い分けることがとても重要なんだと思います。

こういった内容は、少し難しいところです。

なかなかスマホで情報を検索しても

何が真実で、何が真実ではないのか

判断が難しいですよね。

でも“原理原則”と言う名の真実はいつも1つなんです。

こういったことが深く学べる塾が来月からまた始まります⇩

有本塾10期募集Blog

ヘアカラーはもちろんのこと、パーマやストレート、シャンプーの事など

美容師にとって必要な基礎情報がきちんと学べます。

今まで疑問だったことも

「あっそういうことだったんだ」

と、どんどんクリアになっていき、サロンワークが激変すると思います。

興味ある美容師さんはぜひ、募集ブログを覗いてみてください。

すべては、お客様の笑顔のために。

記事を最後まで読んで頂きありがとうございます🤲

また覗いて頂けたら嬉しいです

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